プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

福浦選手が復帰! 残してほしい21世紀の左打者1位の記録

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7月13日のロッテーソフトバンクの試合で福浦選手が今季初めて打席に立ちました

 

結果は中飛

残り88としている2000安打のカウントダウンは残念ながら減らすことはできませんでした

 

 

打席の結果はアウトでしたが

低めの直球を鋭くスイングして外野フェンス近くまで打球を飛ばすバッティングは福浦選手らしいな

と思いました

 

2000本安打が期待されている福浦選手ですが

犠飛の数も多いんですよね

その数74

 

 

これは歴代12位タイですが

21世紀にプレイしている選手としては現在1位の記録

21世紀2位は金本監督の72

(ま、21世紀自体あと80年以上残っているのだが)

 

 

そして、現在その1位の座を狙っている男がいる

今年2000安打を達成した、この男である

 

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新井さんです

 

2016年の7月の時点で犠飛数は70

新井選手は、まだこの先何年かは試合に出続けるでしょう

1年あたりの平均犠飛数は4弱

来年あたりには福浦選手の74を抜くペースとなっております

この犠飛数争いにも個人的には注目の1つです

 

 

もし、新井選手に抜かれても

左打者は福浦選手、右打者は新井選手

ということになってくれれば、よしとするかな(笑)

 

 

にしても、歴代犠飛数の記録をみると

福浦選手の存在は不思議なかんじ

まずは犠飛数が70以上のランキング

1位 113 犠飛 野村 克也 657
2位 105 犠飛 加藤 英司 347
3位 100 犠飛 王 貞治 868
4位 95 犠飛 門田 博光 567
5位 90 犠飛 長嶋 茂雄 444
5位 90 犠飛 張本 勲 504
7位 88 犠飛 山内 和弘 396
7位 88 犠飛 落合 博満 510
9位 86 犠飛 大杉 勝男 486
10位 79 犠飛 山本 浩ニ 536
11位 78 犠飛 土井 正博 465
12位 74 犠飛 大島 康徳 382
12位 74 犠飛 福浦 和也 117
14位 72 犠飛 金本 知憲 476
15位 70 犠飛 松原 誠 331
15位 70 犠飛 原 辰徳 382

 

一番右にある数字は通算本塁打数である

先程言った、不思議なかんじとは本塁打の数

 

このランキングに入っている打者は全員、通算300本塁打以上を記録しているスラッガーばかり

そのなかに通算本塁打数が117本の福浦選手がいるからだ

 

 

これは本塁打を打たなくともチームの勝利に貢献してきた福浦選手が積み重ねた立派な数字だと思います

この記録は21世紀の左打者の記録として残り続けてほしいものです

 

 

 

もう一つ、21世紀の左打者の記録として残ってほしいものがある

2003年に記録したシーズン50二塁打です

 

シーズン50二塁打を記録しているのは2015年シーズン終了時点で二人のみ

2001年の谷選手の52二塁打(日本記録)

と2003年の福浦選手のみ

 

当時は1シーズン140試合

最近のほうが若干試合数が多いのに、現在も50二塁打が生まれていないというのだから、いかに福浦選手らが凄い記録を残したのかが分かります

 

シーズン50二塁打

右打者の谷選手に2つ及ばなかったものの左打者としては1位です

 

記録はいつか破られるものですが

21世紀の左打者1位として残ってほしいとこですね