プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

8試合連続2桁奪三振記録以外に則本投手が挑む奪三振にまつわる記録

2017年6月8日に8試合連続二桁奪三振の日本記録を打ち立てた則本投手

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残念ながら8で記録はストップしてしまい記録の更新とはならなかった

それ以降、1試合当たりの奪三振数は減少しているが

8月13日の時点での奪三振率(1試合あたりの三振数)は11.47を誇っている

 

この数字は1シーズンで投球回130以上の投手を対象にした場合、シーズン記録となる

 

今回はまだまだ奪三振にまつわる記録で則本投手が打ち立てれる可能性のある記録についてみてみました

 

 

 

①シーズン奪三振

さきほども触れたましたがシーズン投球回130以上の投手を対象としたらシーズン記録は

2016年の大谷翔平投手の11.19

 

則本投手は8月の時点で14.47としているので2年連続でシーズン記録が更新される可能性は十分にある

 

2016年の大谷投手の記録は140回を投げて174奪三振

 

則本投手は8月13日の時点で

124投球回で158奪三振としている

記録を更新するには1イニングを毎回1奪三振以上で記録更新となる計算である

 

 

 

②連続最多奪三振タイトル記録

則本投手は2014年から2016年まで最多奪三振のタイトルを取っている

2017年8月13日時点での奪三振数は158で現在リーグトップタイ

今年もタイトルを獲得できる可能性は十分にある

そうなれば4年連続

 

4年連続で最多奪三振のタイトルを獲得したことがあるのは1990年から1993年に野茂投手が記録して以来となり

さらに来年もタイトルを獲得となると新記録の5年連続タイトルとなる

 

ちなみに最多奪三振のタイトルが制定されたのは、パリーグで1989年、セリーグで1991年

それ以前にリーグ最多奪三振を連続で記録したのは

 1967年から1972年の6年連続で

セリーグでは江夏豊投手

パリーグでは鈴木啓示投手

の2投手が同時に記録している

 

こちらの記録にもどれだけ則本投手がくらいついていけるかも注目したい

 

 

 

③シーズン連続奪三振率9以上

則本投手は奪三振のタイトルを獲得した2014年から2016年までの奪三振率をみると

2014年 9.06(投球回202.2 204奪三振

2015年 9.94(投球回194.2 215奪三振

2016年 9.97(投球回195  216奪三振

と三年連続で9以上を記録

 

今年も奪三振率9以上は濃厚としており

4年連続の奪三振率9以上の記録が見えている

 

これはどれほど凄いのか

1シーズンで130投球回以上の投手を対象にした場合

 

4シーズン以上連続で奪三振率9以上を記録した投手は

 

・4シーズン連続

伊良部英輝(1993年~1996年)

野茂英雄 (1990年~1993年)

江夏豊  (1968年~1971年)

 

の3投手のみ

そして最多は5シーズンで

杉内俊哉(2008年~2012年)

となっている

 

則本投手は来年も奪三振率9以上を記録し、記録を伸ばし続けることができるのかまだまだ則本投手の奪三振ショーから目が離せない