プロ野球記録室

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パワプロで見る 21世紀初のノーノー投手・川上憲伸

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今回は中日のエースとして活躍しメジャーにも挑戦した川上憲伸投手についてみてみました

 

高校時代は4番・エースとして甲子園に出場

大学時代もエースとして活躍し、高橋由伸とライバル勝負を繰り広げました

 

1997年のドラフトで逆指名で中日に入団

 

 

 

1998年

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14勝6敗 防御率2.57

 

ルーキーながら2桁勝利防御率3点以下という好成績

新人王に輝いた

 

 

1999年

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8勝9敗 防御率4.44

 

新人から2年連続の2桁勝利とはならず、防御率も4点以上に終わってしまった

 

にもかかわらず能力は球速が下がったくらいで

スタミナとコントロールはアップし

総変化球レベルもアップ

 

 

2000年

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2勝3敗 防御率4.77

 

体調を崩し不調となり成績を残すことができなかった

能力は全体的にダウン

しかしストレートの伸びが良くなった

 

 

2001年

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6勝10敗 防御率3.72

 

この年も成績を残すことが出来なかった

スタミナが下がり、ノビの特殊能力も消えたが球速はアップ

 

川上投手はフィールディングが上手く

それを表すかのように打球反応〇の特殊能力が付いた

 

 

2002年

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12勝6敗 防御率2.35

 

開幕は出遅れたが8月1日の巨人戦でノーヒットノーランを達成するなど活躍し能力が大幅にアップ

 

横の変化球がHスライダーだが正確にはカットボールのような気がする

この時はまだカットボールが実装されていない

 

 

2003年

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4勝3敗 防御率3.02

 

怪我により5月までしか活躍できなかった

能力はコントロールがBに下がったくらいで大幅に下がったわけではない

球速が150を超え

この年から代名詞のカットボールが実装された

 

 

2004年

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17勝7敗 防御率3.32

 

リーグ優勝に貢献し

MVP、沢村賞最多勝ベストナインゴールデングラブ、最優秀投手

とタイトルを多く獲得

谷繁捕手と最優秀バッテリー賞にも輝いた

 

150キロを超える球速、コントロールとスタミナはAと

かなり能力は高い

 

 

2005年

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11勝8敗 防御率3.74

 

シーズン後半に不調に陥り、昨年ほどの勝利数を挙げれなかった

阪神の金本選手に打ち込まれ、その影響か左打者に対して悪い特殊能力が付いた

 

与四球率は去年より低いのだがコントロールがBに下がっている

 

 

2006年

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17勝7敗 防御率2.51

 

最多勝に輝く

能力はコントロールがAに戻ったのだが球速が150を切った

変化球レベルは全体的にアップし、フォークが無くなりシュートを使えるようになった

 

 

2007年

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12勝8敗 防御率3.55

 

4年連続2ケタ勝利を達成し、通算100勝も記録

しかし昨年ほどの活躍は出来ず能力はダウン

 

 

2008年

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9勝5敗 防御率2.30

 

調子が上がらず中継ぎをやったり

北京五輪に出場と先発での活躍が減り2桁勝利を逃す

 

巨人戦で三者連続本塁打を打たれたこともあり

本塁打を打たれやすい一発のマイナス能力がついた

 

このシーズンのオフ、海外FAを行使しメジャー挑戦を発表

年明けにアトランタ・ブレーブスに入団した

2012年に中日に復帰

 

 

2012年

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3勝1敗 防御率2.83

 

日本に復帰するも故障により7試合のみの登板で終わる

もちろん能力も全盛期よりかなりダウン

打球反応〇すらついていない

 

以降はケガの影響で出場機会が減り

パワプロデータなし

2017年の3月に引退を発表

 

日米通算で125勝

投手の能力を示す

K/BB(奪三振÷与四球)は通算で3.53を記録し

これは通算で1500回以上の投球回を記録した投手の中では歴代7位の成績である