プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

井口資仁選手が残した二塁打に関する記録

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2017年で現役を引退する井口選手

8月27日の試合に出場したのを最後に9月に行われる引退試合まで出場登録から消えてしまう

 

日本で17年、メジャーで4年と活躍し

その中で残した記録の中に右打者としてだが通算1位の記録がある

 

それは二塁打である

以下は日米通算での記録を入れた二塁打ランキングベスト10

(現役選手は2016シーズン終了時のもの)

1 イチロー(日米) 567
2 松井 稼頭央(日米) 532
3 松井 秀喜(日米) 494
4 立浪 和義 487
5 井口 資仁(日米) 451
6 福本 豊 449
7 山内 和弘 448
8 福留 孝介(日米) 443
9 金本 知憲 440
10 稲葉 篤紀 429

 

この中にランクインしている選手の内

右打者なのは井口選手と1950年代から1960年代に現在のロッテや阪神で活躍した山内選手のみ

 

2017年シーズン途中での井口選手の日本通算二塁打は367本なので日本のみの記録となると上位にはランクインできないが

日米通算だと堂々の右打者1位となっている

 

 

 

ちなみに通算350二塁打以上の選手を対象に二塁打率(二塁打÷打数)をランキングしてみると以下のようになる

二塁打率は二塁打を打つまでに掛かる打数であり数字が低い方が良い)

 

  選手 二塁打 二塁打 打数
1 福留 孝介(日米) 16.37 443 7253
2 山内 和弘 17.19 448 7702
3 松井 稼頭央 17.34 408 7075
4 松井 稼頭央(日米) 17.63 532 9377
5 稲葉 篤紀 17.66 429 7578
6 小笠原 道大 17.74 385 6828
7 井口 資仁 17.75 360 6389
8 福浦 和也 17.82 377 6720
9 立浪 和義 17.90 487 8716
10 和田 一浩 18.04 375 6766
11 松井 秀喜(日米) 18.247 494 9014
12 井口 資仁(通算) 18.248 451 8230
13 谷 佳知 18.29 355 6492
14 川上 哲治 18.38 408 7500
15 松原 誠 18.71 405 7579
16 加藤 秀司 18.84 367 6914
17 榎本 喜八 18.98 409 7763
18 若松 勉 19.18 355 6808
19 小玉 明利 19.20 358 6875
20 堀 幸一 19.34 351 6788

 

日米通算だと12位であるが、日本のみの成績で見ると

先述の山内選手に及ばないものの歴代5位の成績である

 

この成績は2016シーズン終了時のものであり

2017シーズン途中でみてみると

井口選手は引退試合二塁打を打てなくても、小笠原選手を抜き

シーズン終了時には歴代4位となれるように思える

 

がしかし、阪神の福留選手が今シーズン終了時には日本での通算350二塁打を記録すると思われるので

そうなると歴代ダントツの二塁打率で1位を記録

結局のところ井口選手は5位なのだ

 

でもこれだけの顔触れの中、歴代5位となることは凄いこと

しかも右打者としては歴代2位

 

日米通算で2000安打を記録した選手としてだけでなく

右打者として優秀な二塁打に関する記録を残した選手としても残り続けてほしいものである