プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

DeNA宮崎はイチロー、長嶋、ブーマーに次ぐ不名誉な首位打者となってしまうのか!?

f:id:nr0206gd07:20170901153851p:plain

2017年8月31日の時点でセリーグの打率1位になっているDeNAの宮崎敏郎選手

 

今シーズンは巨人・坂本選手と首位打者争いなどをして

ここまでリーグ打率1位を走り続けてきた

 

 

宮崎選手は打率の他にも現在リーグトップのものがある

それは併殺打である

 

8月31日の時点での併殺打数は19

確実に今シーズン終了時には20を超えるだろう

 

仮に宮崎選手が首位打者となり、併殺打数も20を超えた場合

史上4人目の珍記録となる

 

しかも、なんとその顔触れが豪華なのに驚く

 

1971年 長嶋茂雄 打率.320 20併殺打

1989年 ブーマー 打率.322 34併殺打

1998年 イチロー 打率.358 21併殺打

 

左打者で足が速いイチロー選手が20以上も併殺打を記録した年があったなんて意外である

とはいえ、三振が少なくボールをバットに当てているからこそのものであろう

 

首位打者かつ、20以上の併殺打となれば上記3選手に次ぐ4人目

セリーグで言えばミスター以来46年ぶりの記録となる

この珍記録の行方にも注目したい

 

ちなみに首位打者かつリーグ最多の併殺打という条件であれば史上6人目で球団史上2人目となる

選手 球団 打率 併殺打
1965 野村 克也 南海 0.320 16
1966 長嶋 茂雄 巨人 0.344 17
1971 長嶋 茂雄 巨人 0.320 20
1981 落合 博満 ロッテ 0.326 17
1984 ブーマー.W 阪急 0.355 19
1989 ブーマー.W オリックス 0.322 34
1990 J.パチョレック 大洋 0.326 14

 

ここも顔触れが豪華である

1998年のイチロー選手はリーグ最多の併殺打とはなっていないので

ここにはいない

長嶋さんとブーマー選手は2回記録している

 

もし宮崎選手が首位打者かつリーグトップの併殺打となれば21世紀では初のことである

 

8月31日の時点で併殺打数で宮崎選手を追っている(?)のが

バレンティン選手と福留選手の17となっている