プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

西武・源田、赤星以来史上2人目の快挙となれるのか

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8月27日のオリックス戦で2つの盗塁を決めて

球団ルーキー初の30盗塁を記録した源田壮亮選手

 

9月3日現在、それから盗塁は記録しておらず盗塁数は31でリーグトップの34盗塁数を記録している日ハム・西川遥輝選手を追っている

 

ルーキーで30盗塁を記録した選手は過去10名

 

小坂誠(ロッテ) 56盗塁(1997年)

佐藤孝夫国鉄) 45盗塁(1952年)

鈴木武 (近鉄) 40盗塁(1953年)

赤星憲広阪神) 39盗塁(2001年)

長嶋茂雄(巨人) 37盗塁(1958年)

南村不可止(西日本)34盗塁(1950年)

佐々木信也(高橋)34盗塁(1956年)

渡辺清 (阪急) 33盗塁(1955年)

本屋敷錦吾(阪急)33盗塁(1958年)

笘篠賢治(ヤクルト)32盗塁(1989年)

伊志嶺翔太(ロッテ)32盗塁(2011年)

 

源田選手はここまで120試合に出場し31盗塁としているので今シーズン36盗塁のペースとしている

西川選手との盗塁王争いが激しくなると40盗塁を超える可能性もある

新人記録をどこまで伸ばしていくのだろうか

 

 

 

さて、先ほどルーキーで30盗塁を記録した選手の中でその年に盗塁王のタイトルを獲得したのは何名いるのかというと実は1名しかいない

 

2001年に39盗塁を記録した赤星選手のみ

もちろん、ルーキーで30以下の盗塁数で盗塁王となった選手もいない

 

1997年に56もの盗塁を記録した小坂選手でさえ

62盗塁という平成ではパリーグ1位となっている当時西武の松井稼頭央選手にタイトルを獲得されている

 

もし源田選手が盗塁王となると史上2人目

パリーグとしては初のルーキー盗塁王となる

 

パリーグ史上初がかかった盗塁王争いの行方から目が離せない

 

 

ちなみにルーキーとしてではなく

NPB1年目としてみると30盗塁を記録したのは以下4選手

 

レインズ(阪急) 61盗塁(1953年)

バルボン(阪急) 49盗塁(1955年)

ヘルマン(西武) 41盗塁(2012年)

ウィリアムス(阪急)32盗塁(1975年)

 

阪急(現在のオリックス)の選手が多い

 

西武のルーキー盗塁数では現在記録更新中の源田選手が1位だが

NPB1年目としてみると2012年にヘルマン選手が実は41盗塁を記録

この記録を超えるかは厳しいだろうか

 

また1953年のレインズ選手は盗塁王を獲得

ルーキーながら40盗塁を記録した鈴木武選手に20以上の差をつけてタイトルを獲得している