プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

ソフトバンク・サファテ投手に負けないくらい勝利に貢献している投手達

2017年9月10日のソフトバンク対ロッテ戦でソフトバンクの守護神・サファテ投手がNPB史上初となるシーズン50セーブを達成した

 

これに関して今回は記録に関する目線を変えてデータを取ってみた

それは最多勝継投パターンである

先発投手が勝ち投手か否か、最後の投手がセーブを挙げたかどうかを関係なしに

どんな継投パターンで勝利を挙げたかでランキングしてみました

 

 

 

9月11日の段階のパリーグはこうなっている

先発投手以降の継投パターン 球団 勝ち数
牧田、シュリッター、増田 西武 11
岩嵜、サファテ ソフトバンク 6
サファテ ソフトバンク 6
マーティン、増井 日ハム 5
モイネロ、岩嵜、サファテ ソフトバンク 5
森、岩嵜、サファテ ソフトバンク 5
武隈、牧田、シュリッター、増田 西武 5
福山、ハーマン、松井裕 楽天 5
松井裕 楽天 5
黒木、平野 オリックス 5
平野 オリックス 5
大谷、内 ロッテ 4
シュリッター、増田 西武 4
福山、森原、ハーマン、松井裕 楽天 4
森原、ハーマン、松井裕 楽天 4
宮西、鍵谷、マーティン、増井 日ハム 3
松永、大谷、内 ロッテ 3
ヘルメン、近藤、平野 オリックス 3

2以下多数

 

ソフトバンクは優秀な中継ぎ投手が多いとうことでもあるが

サファテ投手への継投パターンで10勝以上を挙げたパターンは現在ではないようです

 

ここで注目したいのは最多の11勝を挙げている

牧田→シュリッター→増田という継投パターン

先発投手との間に武隈投手を挟むパターンでも5勝を挙げており

計15勝以上もチームに貢献していることになる

 

シュリッター投手は2017シーズンからの加入であり

ここで昨年の継投パターン勝数ランキングをみてみるとこうなっている

 

先発投手以降の継投パターン 球団 勝ち数
牧田、増田 西武 9
スアレス、サファテ ソフトバンク 9
吉田一 、平野 オリックス 8
サファテ ソフトバンク 8
松井 楽天 7
内、西野 ロッテ 7
福山、ミコライオ、松井 楽天 6
ミコライオ、松井 楽天 6
武隈、牧田、増田 西武 5
南、益田 ロッテ 5
福山、松井 楽天 4

3以下多数

 

2016シーズン、スアレス&サファテ投手のコンビと同じリーグ最多の勝数を挙げたのは

牧田&増田コンビだった

ここでも先発投手との間に武隈投手を挟んでいるパターンでも5勝を挙げており

2年連続でチームの勝ち数のうち15勝に近い勝ち数に貢献している

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2016シーズンは4位となってしまった西武ライオンズだが

今シーズンは現在2位に順位を上げており

牧田&増田投手の活躍はまだまだ続くだろう

 

継投パターンとしては2年連続での1位となれるのか注目したい

 

 

ちなみにセリーグでのランキングは9月11日の段階ではこうなっている

先発投手以降の継投パターン 球団 勝ち数
マシソン、カミネロ 巨人 14
桑原、マテオ、ドリス 阪神 12
一岡、中崎、今村 広島 7
中崎、今村 広島 5
中崎、ジャクソン、今村 広島 5
桑原、高橋、マテオ、ドリス 阪神 5
マテオ、ドリス 阪神 5
岩瀬、田島 中日 5
三ツ間、田島 中日 5
ルーキ、石山、秋吉 ヤクルト 5
西村、カミネロ 巨人 4
ドリス 阪神 4

3位以下多数

 

そして2016シーズンの同ランキングはこれ

先発投手以降の継投パターン 球団 勝ち数
マシソン、澤村 巨人 17
ジャクソン、中崎 広島 11
ヘーゲンズ、ジャクソン、中﨑 広島 11
三上、山崎 DeNA 9
今村 、ジャクソン 、中崎 広島 6
ルーキ、秋吉 ヤクルト 6
マテオ 阪神 5
秋吉、ルーキ、オンドルセク ヤクルト 5
田原 、山口 、マシソン 、澤村 巨人 4
山口、マシソン、澤村 巨人 4
又吉、田島 中日 4
藤川、ドリス 阪神 4
須田、三上、山崎 DeNA 4

3以下多数

 

現在、2年連続で最多となっているのは巨人の

マシソン→守護神というパターンである

 

昨年と今年で抑えの投手が違うがマシソン投手が2年連続で奮闘している

また昨年リーグ優勝に輝いた広島勢も同じようなパターンで多くの勝利を挙げており

巨人と同様に抑え投手が違うが、ジャクソン・中崎・今村投手らの名前が目立っている

 

2016シーズンはリーグ4位となり、現在リーグ2位の阪神

昨年より勝利の方程式が安定したという印象