巨人・マギー、二塁打数のセリーグ記録更新へ!ペースは歴代最高
今年のプロ野球において、新たなリーグ記録が巨人のマギー選手によって打ち立てられようとしている
それはシーズン二塁打数
マギー選手は9月22日の段階で二塁打数を46本放っており
あと1本記録すれば2006年に当時中日の福留選手が記録した47本のセリーグ記録に並ぶ
(日本記録は52、流石にこれの更新は厳しいだろう)
これは二塁打を放つまでに要する打数であり、数字が小さい方が良い
歴代の打者の中でも、この数値が13より小さかった打者は少ない
今年のマギー選手がどれだけ速いペースで二塁打を記録してきたかが
この数字でもハッキリと分かるだろう
では、これを歴代のシーズン二塁打数トップ10の選手と比べてみる
選手 | 球団 | 二塁打率 | 二塁打数 | 打数 | 年 |
谷佳知 | オリックス | 10.52 | 52 | 547 | 2001 |
福留孝介 | 中日 | 10.55 | 47 | 496 | 2006 |
山内和弘 | 毎日 | 10.64 | 47 | 500 | 1956 |
マギー | 巨人 | 10.65 | 46 | 490 | 2017 |
クラーク | 近鉄 | 11.06 | 48 | 531 | 1998 |
松原誠 | 大洋 | 11.09 | 45 | 499 | 1978 |
福浦和也 | ロッテ | 11.34 | 50 | 567 | 2003 |
井口資仁 | ロッテ | 12.07 | 44 | 531 | 2010 |
森野将彦 | 中日 | 12.16 | 45 | 547 | 2010 |
松井稼頭央 | 西武 | 12.65 | 46 | 582 | 2002 |
大沢清 | 大洋 | 12.84 | 45 | 578 | 1950 |
青木宣親 | ヤクルト | 13.25 | 44 | 583 | 2010 |
暫定だが今年のマギー選手は4位
セ・リーグ記録となっている2006年の福留選手や
日本記録であるシーズン52二塁打を記録した2001年の谷選手には僅差で及んではいない
がしかし、これを打席数で二塁打率(打席数÷二塁打)を算出してみるとこうなる
選手 | 球団 | 二塁打率 | 二塁打数 | 打席数 | 年 |
マギー | 巨人 | 11.89 | 46 | 547 | 2017 |
谷佳知 | オリックス | 11.90 | 52 | 619 | 2001 |
クラーク | 近鉄 | 12.23 | 48 | 587 | 1998 |
松原誠 | 大洋 | 12.24 | 45 | 551 | 1978 |
福留孝介 | 中日 | 12.30 | 47 | 578 | 2006 |
福浦和也 | ロッテ | 12.46 | 50 | 623 | 2003 |
山内和弘 | 毎日 | 12.79 | 47 | 601 | 1956 |
大沢清 | 大洋 | 13.89 | 45 | 625 | 1950 |
森野将彦 | 中日 | 13.91 | 45 | 626 | 2010 |
松井稼頭央 | 西武 | 14.15 | 46 | 651 | 2002 |
井口資仁 | ロッテ | 14.77 | 44 | 650 | 2010 |
青木宣親 | ヤクルト | 15.16 | 44 | 667 | 2010 |
打席数でみれば今年のマギー選手は
歴代最高のペースで二塁打を記録していることになる
9月22日の試合で二塁打を記録しないと2001年の谷選手より下となってしまうが
それでも歴代上位なのは変わらないだろう
ちなみに巨人の残り試合数は9
1試合当たり4打席に立ち、その間に3本の二塁打を放てば2001年の谷選手より優秀な数値を残すことになる
この数字の行方も気になるが、先ずはセリーグ記録の更新と記録をどこまで伸ばすかに注目していきたい
ちなみにシーズン全体の安打数の内、二塁打がどれくらい占めているかを算出してもマギー選手は上位にきている
二塁打 | 安打 | 二塁打の割合 | 年 | |
山内和弘 | 47 | 152 | 0.309 | 1956 |
マギー | 46 | 156 | 0.295 | 2017 |
谷佳知 | 52 | 178 | 0.292 | 2001 |
福浦和也 | 50 | 172 | 0.291 | 2003 |
クラーク | 48 | 170 | 0.2824 | 1998 |
井口資仁 | 44 | 156 | 0.2821 | 2010 |
松原誠 | 45 | 164 | 0.274 | 1978 |
福留孝介 | 47 | 174 | 0.270 | 2006 |
森野将彦 | 45 | 179 | 0.251 | 2010 |
松井稼頭央 | 46 | 193 | 0.2383 | 2002 |
大沢清 | 45 | 189 | 0.2381 | 1950 |
青木宣親 | 44 | 209 | 0.211 | 2010 |