ベストナイン選手の打撃部門ランキングDH制編! 2003年は凄かった!
前回、各年度のベストナイン選手の打撃三部門の成績について平均値を算出してランキングしてみました
今回は1975年以降のパリーグ
つまり、DH制が導入されている成績についてです!
早速行きます
先ずは、打率から
年度 | 打率 | |
1位 | 2003 | 0.328333333 |
2位 | 2004 | 0.324111111 |
3位 | 2010 | 0.316777778 |
4位 | 1980 | 0.315111111 |
5位 | 2000 | 0.314111111 |
6位 | 1984 | 0.310666667 |
7位 | 1997 | 0.310555556 |
8位 | 1985 | 0.310444444 |
9位 | 1979 | 0.309888889 |
10位 | 2005 | 0.306555556 |
2000年が5位で、2003年と2004年が1位と2位
そして、2005年が10位と2000年代初期が目立ちますね
3位には2010年
2010年のセリーグは前回のDH制なし部門で打率1位でした
この年はセパ、どちらも高い打率を記録した選手が多いということですね
打率.320を超えている選手が両リーグで合わせて9人もべストナインに選出されてます
選手名 | 所属 | 打率 |
青木宣親 | ヤクルト | 0.358 |
平野恵一 | 阪神 | 0.35 |
マートン | 阪神 | 0.349 |
西岡剛 | ロッテ | 0.346 |
和田一浩 | 中日 | 0.339 |
田中賢介 | 日本ハム | 0.335 |
カブレラ | オリックス | 0.331 |
森野将彦 | 中日 | 0.327 |
多村仁志 | ソフトバンク | 0.324 |
青木選手が209安打
マートン選手が214安打
西岡選手が206安打
と3名もの選手がシーズン200安打を達成
さて、1位になった2003年は首位打者争いが激しい年でした
首位打者は一塁手で選出されている小笠原選手の.360でしたが
2位に谷選手の.350
3位に和田選手の.346
さらに4位に井口選手で.340
と4名もの選手で.340以上の打率を残しました
2003年のベストナイン選手の打率は以下の通り
捕手・城島健司 .330
一塁・松中信彦 .324
二塁・井口資仁 .340
三塁・小笠原道大.360
遊撃・松井稼頭央.305
外野・ローズ .276
外野・谷佳知 .350
外野・和田一浩 .346
指名・カブレラ .324
7選手が打率.320以上
3割未満は一人だけと、これは1位になって当然の成績だらけです
2003年といえば、ダイエーホークスがチーム打率のシーズン歴代1位を記録した年
そのダイハード打線の主軸である
城島・松中・井口の3選手がベストナインに選出されてます
続いて本塁打
年度 | 平均本塁打 | |
1位 | 2003 | 34.11111111 |
2位 | 2001 | 31 |
3位 | 2004 | 26.55555556 |
4位 | 1980 | 26.44444444 |
5位 | 1986 | 25.66666667 |
6位 | 2002 | 25.55555556 |
7位 | 1984 | 24.88888889 |
8位 | 1990 | 24.88888889 |
9位 | 1989 | 24.11111111 |
10位 | 1979 | 23.55555556 |
またしても1位は2003年
2004年も続いてベスト3入りをしています
打率10位だった2005年はいませんが
2001年から2004年までがベスト10入りしてます
このくらいの年のパリーグは助っ人外人が本塁打を量産してました
特に、この2名が
1位となった2003年には
左のカブレラ選手が50本、右のローズ選手が51本放っております
二人で101本もの本塁打を記録
捕手・城島健司 34本
一塁・松中信彦 30本
二塁・井口資仁 27本
三塁・小笠原道大 31本
遊撃・松井稼頭央 33本
外野・ローズ 51本
外野・谷佳知 21本
外野・和田一浩 30本
指名・カブレラ 50本
さきほどの打率に続いて、1位となっただけあると納得のできる数字が並んでいます
全員20本塁打以上・・・凄すぎです
これは打点も1位で三冠が期待できそうです
ということで打点のベスト10
年度 | 平均打点 | |
1位 | 2003 | 105 |
2位 | 2001 | 99.11111111 |
3位 | 1997 | 86.44444444 |
4位 | 2004 | 83.77777778 |
5位 | 2009 | 82.66666667 |
6位 | 1989 | 82.44444444 |
7位 | 2008 | 81.44444444 |
8位 | 1984 | 80.22222222 |
9位 | 1986 | 78.77777778 |
10位 | 1980 | 78.66666667 |
はい、2003年が三冠です!
しかも唯一の100越え
意外にも、90を超えているのも2003年と2001年のみ
平均80点台も8位までなんですね
どれだけ2003年のベストナインが強すぎるかが分かる気がする
打撃三部門の全てでベスト10入りしたのは2003年、2004年と
1980年と1984年のベストナインでした
2001年のベストナインは本塁打と打点が2位でした(打率は14位)
2011年以降のベストナインはベスト10入りしてませんね
では、ついでに安打数もみてみます
年度 | 平均安打数 | |
1位 | 2003 | 166.1111111 |
2位 | 2001 | 163.4444444 |
3位 | 2010 | 156.4444444 |
4位 | 1997 | 156.4444444 |
5位 | 2015 | 150.5555556 |
6位 | 2013 | 148.5555556 |
7位 | 2009 | 147.3333333 |
8位 | 1999 | 147 |
9位 | 2004 | 146.3333333 |
10位 | 2008 | 146 |
試合数が多い、最近のが目立ちます
と言おうとしたけど、そうでもない
しかも1位はまたしても2003年で2位には2001年
2001年は打率以外は2位となってます
打率3位だった2010年が安打数でも3位
2010年は両リーグ、ベストナイン選手の打率と安打数は高い数値をのこしてますね
1997年は本塁打数以外は高い結果を残してるみたいです
では、三部門で高い成績を残した年のベストナインをみてみましょう
まずは伝説的な2003年
(打率1位、本塁打1位、打点1位、安打数1位)
全体的に好成績を残した2004年
(打率2位、本塁打3位、打点4位、安打9位)
この年は、カブレラ選手とローズ選手はいないんですね
2001年(打率14位、本塁打2位、打点2位、安打2位)
1980年(打率4位、本塁4位、打点10位、安打15位)
1984年(打率6位、本塁打7位、打点8位、安打18位)
1997年(打率7位、本塁打22位、打点3位、安打4位)
2003年を超えるベストナインは今後現れるんでしょうかね