ベストナイン選手の打撃三部門成績をランキングしてみた 1950年のセリーグは凄い!
そういえば、このブログでまだベストナインについて触れていませんでした
ということで、今回はベストナインについて!
今回、調べてみたのはベストナイン選手の打撃三部門について各年度での一人当たりの平均を出して順位を出してみました!
投手の打撃成績は考えてません
細かく言えば、ベストエイトになってしまいますがね・・・
今回は指名打者制の無い年を対象としてます
つまり、2リーグ制以降のセリーグと1950年から1974年までのパリーグが今回の対象となってます
次回にでも、1975年以降のパリーグ編をやりたいと思います!
では、先ずは打率のベスト10!
年度 | 打率 | |
1位 | 2010 | 0.325125 |
2位 | 1985 | 0.32225 |
3位 | 1962(パ) | 0.321875 |
4位 | 1980 | 0.320625 |
5位 | 1977 | 0.3205 |
6位 | 1950(パ) | 0.318875 |
7位 | 1950(セ) | 0.317625 |
8位 | 2002 | 0.31725 |
9位 | 2008 | 0.317 |
10位 | 1999 | 0.31675 |
打率1位は2010年
この年は野手8人中、6人が打率3割を記録しています
遊撃手で選ばれた、阪神・鳥谷選手は打率.301でしたが他5人の打率が高かった
和田一浩(中日).339
青木宣親(ヤクルト).358
かなり首位打者争いの激しい年でした
マートン選手と青木選手はシーズン200安打を達成
2位の1985年は阪神が優勝した年ですね
ということで、阪神からは真弓・バース・掛布・岡田選手らが選出されています
ベストナインに選ばれた選手全員が3割を記録
3位は1962年のパリーグ
最近、殿堂入りした榎本喜八選手も一塁手として選出されています
以上3選手を含む7名が打率3割を記録
首位打者は二塁手として選出された、近鉄のブルーム選手の.374
次に本塁打を見てみましょう
年度 | 平均本塁打 | |
1位 | 1971年(パ) | 30.375 |
2位 | 1950年(セ) | 29.875 |
3位 | 1970年(パ) | 29.375 |
4位 | 1985年 | 28.875 |
5位 | 1972年(パ) | 28.125 |
6位 | 1987年 | 27.875 |
7位 | 1999年 | 27.25 |
8位 | 1976年 | 27.25 |
9位 | 2000年 | 26.625 |
10位 | 2013年 | 26.25 |
2001年 | 26.25 | |
1995年 | 26.25 |
1位は1971年のパリーグでした
この年の試合数は130
昔のパリーグでは150試合近くあったり、近年では140試合以上が普通なのに対し
その中で130試合で1位とはスゴイ記録だと思います
しかも唯一の30超え
試合数が多い最近の記録がベスト10入りしてるのは2013年のみ
1971年の本塁打王は一塁手で選出されている東映の大杉勝男選手で41本でした
以下、1971年の選手の本塁打数
捕手・野村克也(南海) 29本
二塁・山崎裕之(ロッテ) 21本
三塁・有藤道世(ロッテ) 27本
遊撃・阪本敏三(阪急) 15本
外野・アルトマン(ロッテ)39本
外野・門田博光(南海) 31本
外野・長池徳士(阪急) 40本
意外なことに、ON時代全盛期のセリーグの記録がベスト10入りしてありません
にしてもベスト5のうち3つがパリーグなんですね
打点のベスト10
年度 | 平均打点 | |
1位 | 1950年(セ) | 107 |
2位 | 1999年 | 94.5 |
3位 | 1970年(パ) | 90.125 |
4位 | 1997年 | 88.5 |
5位 | 2013年 | 88 |
6位 | 1971年(パ) | 86.25 |
7位 | 2001年 | 86 |
8位 | 2000年 | 85.125 |
9位 | 2003年 | 84.375 |
10位 | 1978年 | 84.125 |
1位は1950年のセリーグ!
この年のセリーグはスゴイです
打率7位、本塁打2位、そして打点は1位です
三部門の全てでベスト10入りしているのは、この1950年のセリーグと1999年のみです
さて、1950年は2リーグ制となってから初のシーズンでありました
試合数は137と少なくはないですね
さ、打点を見てみると唯一の100超えをしております
しかもダントツの1位です
打点王は現在も日本記録である
しかも、リーグ2位は2005年の今岡選手に抜かれるまで阪神の球団記録であった
この2選手の打点を合わせると300を超えています
これだけでも凄い数字になりそうなのに、他の選手を見てもダントツで1位となったことに納得のできる数字が並んでおりました
捕手・荒川昇治(松竹) 51打点
一塁・西沢道夫(中日)135打点
二塁・千葉茂(読売) 45打点
遊撃・白石勝巳(広島) 58打点
外野・岩本義行(松竹)127打点
外野・青田昇 (読売)134打点
120打点越えが5人もいます
そりゃダントツで1位になるわけですね
ついでに安打数もみてみました
年度 | 安打 | |
1位 | 2010年 | 178.125 |
2位 | 2005年 | 174.125 |
3位 | 1950年(セ) | 165.625 |
4位 | 2002年 | 162.5 |
5位 | 2007年 | 162.375 |
6位 | 2014年 | 162.25 |
7位 | 2004年 | 161.75 |
8位 | 2006年 | 161 |
9位 | 2003年 | 160.125 |
10位 | 2009年 | 159.875 |
さすがにコレは試合数が多い、最近の成績が並んでいます
が、ここにも1950年のセリーグがいることには驚き
2010年は打率も1位でしたね
先程も書きましたが、打撃三部門の全てでベスト10入りしているのは
1950年のセリーグと1999年のみ
1950年(セ):打率7位、本塁打2位、打点1位、安打3位
捕手・荒川昇治(松竹)打率.268 127安打 3本塁打 51打点
一塁・西沢道夫(中日)打率.311 175安打 46本塁打 135打点
二塁・千葉茂 (読売)打率.290 126安打 8本塁打 45打点
三塁・藤村富男(阪神)打率.362 191安打 39本塁打 147打点
遊撃・白石勝巳(広島)打率.304 162安打 20本塁打 58打点
外野・小鶴誠 (松竹)打率.355 183安打 51本塁打 161打点
外野・岩本義行(松竹)打率.319 176安打 39本塁打 127打点
外野・青田昇 (読売)打率.332 185安打 33本塁打 134打点
1999年:打率10位、本塁打7位、打点2位、安打14位
捕手・古田敦也 (ヤク)打率.302 146安打 13本塁打 71打点
一塁・ペタジーニ(ヤク)打率.325 147安打 44本塁打 112打点
二塁・R・ローズ(横浜)打率.369 192安打 37本塁打 153打点
三塁・ゴメス (中日)打率.297 141安打 36本塁打 109打点
遊撃・石井琢朗 (横浜)打率.292 157安打 8本塁打 58打点
外野・松井秀喜 (読売)打率.304 143安打 42本塁打 95打点
外野・高橋由伸 (読売)打率.315 143安打 34本塁打 98打点
外野・関川浩一 (中日)打率.330 172安打 4本塁打 60打点
2010年は本塁打が25.125で19位
打点は83.5で12位でした
捕手・阿部慎之助(読売)打率.281 140安打 44本塁打 92打点
一塁・ブラゼル (阪神)打率.296 167安打 47本塁打 117打点
二塁・平野恵一 (阪神)打率.350 172安打 1本塁打 24打点
三塁・森野将彦 (中日)打率.327 179安打 22本塁打 84打点
遊撃・鳥谷敬 (阪神)打率.301 173安打 19本塁打 104打点
外野・マートン (阪神)打率.349 214安打 17本塁打 91打点