プロ野球記録室

プロ野球の記録を独自の目線で掘り下げたい

今までの11球団からの本塁打を達成した選手はどんなシーズン成績だった?

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山田選手が6月17日の西武戦で本塁打を記録し

1シーズン中に自分が所属する球団以外の11球団から本塁打を記録!

交流戦が18試合制となってからは初の快挙となりました

 

現在、打率はリーグ2位で本塁打数はリーグトップという成績

 

 

では、今までの1シーズンで11球団から本塁打を達成した選手は

どんなシーズンを送っていたか振り返ってみた

 

 

 

2013年達成


バレンティン(ヤクルト)

打率.330 60本塁打 131打点

 

日本記録の60本塁打を記録した歴史に残る一年

WBCでの怪我の影響により、シーズン開幕は二軍でむかえ

チーム13試合目で初出場したのに60本塁打を記録したもんだから驚き

 

交流戦では四球を挟んでの4打数連続本塁打を記録している

 

8月には月間記録となる18本塁打を記録

 



2012年達成


中村剛也(西武)

打率.231 27本塁打 79打点

 

開幕から不振が続いていたが交流戦に入り本塁打を量産

一年を通して、不振や怪我に苦しんだが

27本塁打と少な目ではあるが本塁打王を獲得

 


・ブランコ(中日)

打率.248 24本塁打 65打点

 

開幕からは代打での出場が主となっていたが

4月下旬よりスタメンでの出場が増える

 

5月の成績が打率.333、9本塁打と活躍し

月間MVPとなる

 

7月に死球により骨折した影響もあってか

規定打席には届かなかった

この年のオフ、横浜へと移籍

 

 

 

2010年~2011年は達成者なし

 

 


2009年達成
・ブランコ(中日)

打率.275 39本塁打 110打点

 

2009年に一度記録していたブランコ選手

この年は、NPB一年目

初打席を本塁打でNPBデビュー

 

名古屋ドームでのスピーカーに当たる初の認定本塁打を記録するなど、パワーを見せつけ

前半戦だけで28本もの本塁打を記録

 

交流戦での優秀選手も受賞

 

後半戦では徹底的なマークに苦しんだが、本塁打王打点王の二冠に輝く

 


中島裕之(西武)

打率.309 22本塁打 92打点

 

一年通して安定した活躍をしていたが、開幕当初は本塁打が出なかった

 

交流戦中に通算100本塁打を達成

 

この年はリーグ唯一の全試合フル出場

最多安打と最高出塁率ベストナインを受賞した

 



2008年達成
・T.ウッズ(中日)

打率.276 35本塁打 77打点

 

開幕当初は不振が続いていたが、5月に入り調子を上げていく

交流戦では10本塁打と2桁本塁打を記録

しかし、その後再び不振に苦む

 

最終的には35本塁打を記録するものの自由契約となる

 

 


2007年達成
ガイエル(ヤクルト)

打率.245 35本塁打 79打点

 

NPB一年目

開幕当初は打率2割台で本塁打も少なかった

5月に入り、打率と本塁打のペースが上昇しチームの4番に座る

当時横浜の村田選手と本塁打争いを繰り広げるも1本差でタイトルを逃す

 

シーズン打率は.245だったが

88四球とリーグ最多の23死球を記録し

出塁率は.381とリーグ4位だった

 

 

 

2006年達成
イ・スンヨプ(巨人)

打率.323 41本塁打 108打点

 

巨人に移籍して一年目のシーズン

開幕から4番打者として活躍する

 

交流戦でも打率.360、16本塁打、29打点と

三部門において好成績を残す

 

8月には日韓通算400本塁打を記録

 

シーズン通して活躍し、打撃3部門において好成績を残すもタイトルは無かった

 


・ラミレス(ヤクルト)

打率.267 26本塁打 112打点

 

この年は四球数が少なく出塁率が.289と両リーグ最低を記録してしまった

 

交流戦では打率.310、10本塁打、42打点

と打点は高く、打率も3割を記録

 

打率.267は引退した2013年を除くとNPB人生で最も低かった

 


・リグス(ヤクルト)

打率.294 39本塁打 94打点

 

主に2番を打ち、バントをしない攻撃的2番打者として活躍

一年を通して、調子の波が激しかった

 

39本塁打のうちの3分の1の13本塁打

94打点のうちの約3分の1の30打点は交流戦で記録

 



2005年達成
金本知憲阪神

打率.327 40本塁打 125打点

 

37歳にして、打撃三部門で自己新記録

日ハム戦で11球団制覇の本塁打を放つと同時に、通算で現存する12球団全てから本塁打を打ったことになる

 

この年から交流戦が始まった為に、どちらか1リーグのみ所属での12球団制覇の本塁打は史上初となった

 

 

今岡誠阪神

打率.279 29本塁打 147打点

 

この年からサードにコンバート

打率は.279と高くはないが147打点は歴代3位

得点圏打率が.371で満塁時の打率は.600

満塁本塁打が4本

と驚異的な勝負強さを発揮する

 

もちろん、打点王を獲得

 


前田智徳(広島)

打率.319 32本塁打 87打点

 

13年ぶりに全試合に出場し34歳にして初の30本塁打となる自己最高の32本塁打を記録する

 


セギノール日本ハム

打率.288 31本塁打 86打点

 

開幕から夏場まで不振に苦しむが

交流戦セリーグの6球団から本塁打を記録できた

 

8月頃から調子を上げていき、最終的に30本塁打を記録

 


ズレータソフトバンク

打率.319 43本塁打 99打点

 

一年通して、打撃と守備で安定した活躍を見せる

6月には月間MVPを受賞

 

打撃3部門の全てでリーグ2位とタイトルには届かなかった

 


中村剛也(西武)

打率.262 22本塁打 57打点

 

ブランコ選手の他に複数回記録していたのは中村選手でした

この年からレギュラーとして活躍し始める

プロ3年目で初の2桁本塁打である22本塁打を記録

 

その22本塁打のうち半分以上の12本塁打交流戦で放った

 

 

今年の山田選手はどんな一年になるのだろうか

二年連続の本塁打王となるのかな!?そして2年連続でトリプルスリーは達成できるのかな